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2011年を振り返る【観劇編】

あけましておめでとうございます。

ミソゲキを終えて、あっという間に新年2日。
ごろごろ過ごしてばかりもあれなので、昨年をちょっくら振り返りたいと思います。

まずは【観劇編】
1年の観劇作品羅列からの、ベスト3セレクト。

煉獄猿『グレイトフルデッド』
第9回AAF戯曲賞受賞作『金色カノジョに桃の虫』
電光石火一発座『好きじゃない』
ニシムラタツヤの朗読会『三十代の潜水生活』
『劇王Ⅷ』(決勝のみ)
劇団うりんこ『アセリ教育』
よこしまブロッコリー『よこみち-はじめのいっぽ-』
C.T.T.nagoya試演会 Vol.12 「イッケンサワムラプロジェクト」「岸★正龍一人芝居」「猫足ウィローズ」
劇団新生プレゼンツ『キル』
KUNIO『椅子』
ポルノスタ『恋愛耐湿』★
テラ・インコグニタ『恋愛耐湿』(Aキャスト/Bキャスト)
演劇組織KIMYO『アオミドリキュリオシティ』
愛知学院大学演劇部“鯱”『アンドろいど・サイエンス』
C.T.T.nagoya試演会 Vol.13「体現帝国×生き音×佐竹佑太」「鈴村由紀」「SoNata×CaRuta」
劇団放電家族『アワーホーム』
東京のくも『群れ』
KUDAN Project『真夜中の弥次さん喜多さん』
体現帝国×生き音×佐竹佑太『アイドル狂時代』
テラ・インコグニタ『十人姉妹〜1℃も逝ったこと、ない〜』
チェルシイとバニーガール『bunnnnnnnnnny!!!』
虚構オメガ『世界システム』
オレンヂスタ『ノーナイ・パンクス(再)』★
星の女子さん『病んでるのグレてるの』
オイスターズ『雑音』
劇団あおきりみかん『妹、帰らない』
劇団☆新感線『髑髏城の七人』
虚構オメガ『デイドリーム・ビリーバー』★
ゲボゲボ『フランケンシュタインの妻』
劇団見切り発射『花札伝綺』
蜷川幸雄演出『身毒丸』
パルコプロデュース『クレイジー・ハニー』
劇団新生プレゼンツ『NUMBER』
よこしまブロッコリー『体温と体液』
羅心盤少女『リングリン』
劇団オートバイ『僕はそもそも何もできやしない。』
KOP『宇宙人といっしょ』
牛乳地獄『不勉強ダリ』
ワンルームサバイバル「まるえん」「トマホーク侍」「煉瓦ホリオ」
チェルシイとバニーガール×オレンヂスタ『ニコイチ』★
パズル星団『キユウピイ爆弾』
電光石火一発座『その日を迎えるための九十九の方法』
劇団放電家族『無論、胡乱』
キャラメルボックス『流星ワゴン』
双身機関『阿片戦争』
デス電所『STRIKE BACK先輩』
クロムモリブデン『節電ボーダートルネード』
ミソゲキ2011A組・B組★


合計48本(うち参加5本)/平均約週1本でした。

数としては多くも少なくもない、といったところでしょうが、
大劇場の舞台を観る機会が多かったのはとても刺激になりました。
今年は、東京大阪だけでなく、他地域にもっと足を運びたいです。

そして、ベスト3!…迷う、迷うけど…刺激になったという観点で選ぶならば以下だろうか…

heart01劇団☆新感線『髑髏城の七人』

観た後に過去の髑髏城シリーズの映像を漁ったり、その後の舞台での役者の演技の変化を見届けたくなったり、
そういう意味で2時間の観劇に収まらない楽しみをできた、という点で1票。
作品にとどまらず、エンターテイメントとして観客を魅せる手法というものを改めて考える刺激になりました。


heart01パルコプロデュース『クレイジー・ハニー』

ずっと観たかった本谷有希子作品。
他者との関わりの中で生じる、人間の深いエグみを抉りながら、舞台として魅せて、
さらには主人公をとりまく群像もまた魅力的に描いているのがたまらない!
登場人物が全員クズってのも、なんだかんだ好きなのです(笑)


heart01デス電所『STRIKE BACK先輩』

最近観て記憶に新しいというのもありますが、
生で観るのが4本目だったデス電所作品、その中でも一番アタリでした!
実在の事件をベースに残酷なストーリー展開をする中で、その描写に留まらず、狂っていく人の過程まで描かれていたことでより観ている者をエグる作品になっていました。
絶望の底に突き落としながら、逆に希望が照らされるラストは、まさにオレンヂスタが描きたいものでした。

ベスト3に食い込ませることは出来ませんでしたが、
名古屋の小劇場演劇で選ぶなら、コチラです。


tulipゲボゲボ『フランケンシュタインの妻』

田の字に区切られた舞台で走り回り、不器用で純粋な恋愛を活き活きと演じる役者を間近で観る体験は演劇ならでは!
作演出の右角くんの感性は本当に魅力的だし、演劇に馴染みのない若い人にも訴えかける魅力があると思いました。


tulip劇団放電家族『無論、胡乱』

戦争が日常として存在している世界での、平凡なカップルの日常。
カップルが本当に何気ない会話を重ねながら徐々に進んでいく過程の中で、徐々に戦争が彼らに近づいて、その積み重ねた日常を崩してしまうまでの段階を丁寧に描いた脚本も素晴らしかったけれど、
飾らないし特別でもないカップルの日常を表現した役者の演技も素晴らしかった。
誰もが何か身に沁みるもののある作品だったんじゃないかしら。


tulipチェルシイとバニーガール×オレンヂスタ『ニコイチ』

手前味噌ですが(笑)それを差し置いてもどうしても外せない作品となりました。
2劇団の作演出が並列に、ひとつの母娘の物語を選ぶという構成にしたことで、
それぞれの魅力を最大限に発揮しつつ、点対称を描くように共通しつつ正反対な前後編になりました。
初の文化小劇場で観客を魅せる演出の強みを思う存分発揮したニノキノコスター、
そしてオレンヂスタの前編のタスキを見事に昇華させてくれた、
チェルシイとバニーガールと伊倉雄の感性の素晴らしさに私は虜になりました。
プロデューサーとしての振り返りはまた後ほど。

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